前期入試の合格発表がありました。
前期試験は学力検査は比重が小さかったこともあり、調査書で合否は分かれたようです。
試験問題を見たところ、今までの入試の短縮版のような構成でした。
英語は長文読解(約400語)、会話文の空所補充、自由英作文(英検3級のような感じ)
数学は大問1・2程度の基本問題でしたが、全領域からバランスよく。
国語は800字程度の説明文(なぜ科学を学ぶのか)と古文(仮名草紙集)から出題。
3科目とも基礎的な内容ですが、20分×3科目という時間を考えると、早く正確に答えを導き出す力と考えをまとめる表現力が必要と思われます。
土曜特訓で、入試問題を時間短縮で取り組ませていたので、学力検査は皆簡単だった、という感想でした。
ただ、やはり調査書(内申点)の差は、前期試験で埋めることは難しいです。
特に普通科の場合、受験生が高学力層のため、学力検査の点数ではほとんど差がつかないことから内申点で決まると言っても良いと思います。
募集定員が少なく高倍率のため、前期は受かればラッキーくらいに捉え、合否結果に振り回されることなく、後期試験に向けてしっかり準備をしておくことが重要です。
一方で実業系は、前期で約半分が合格が決まります。
中学1・2年生には、授業態度と定期テスト前の行動を今一度見直して、早めの合格を勝ち取って欲しいです。
まずは直近の学年末テストは全力で取り組ませていきますヽ(^o^)丿
《入試変更点について》
2021年から英語・数学のA/B(難易度分け)問題、推薦入試が廃止され、前期・後期試験に変わっています。
検査項目の比重についても明確になり、本番1発勝負の学力入試から3年間の頑張りや人間性を評価するような形式に変わったという印象を受けました。
中学3年間をきちんと積み重ねた人は、前期試験で進路を決めるパターンになりそうです。
中1・2年生は、今からの内申が非常に重要です。
学校の授業や部活への取り組み、特に定期考査は学校への提出物と合わせて、計画立てて取組んで欲しいです。
当塾でも、定期的に学校のワークチェックを行っていますが、まだ取り組み方に差があります。
学校ワーク勉強会では、全員が学校の教科書・ワークを使った勉強ができるようにしていきます。
中3生は、定期考査に向けてはもちろんのこと、中1・2年の内申点をきちんと把握して、他項目でどれくらい必要なのかも計算しておくことも必要になります。
会員及び保護者様には、ホームルーム及び個別相談にて、随時お伝えしています。
~主な変更点~
【前期試験】
★募集定員の半分が前期で決まる!
→実業系50%、普通10~25%
★調査書(内申点)の比重項目がほぼ5割
各高校によって、検査項目は調査書・基礎学力検査・面接などバラバラ。
調査書はどの学校も比重が高く、殆どの高校で5割以上。
特に長崎商業8割、長崎東・西陵7割とかなり高いので、志望校としている人は、中1・2年生からの積み重ねが重要。
★今までにない検査も登場
→プレゼンテーション(長崎東)や作文(大村工業・長崎北)
【後期試験】
★前期に続き、調査書の比重項目が高め。
→実業系4割、普通科3割が多い。
★長崎東・西・北・北陽台で英数国の傾斜配点が1.5倍
→国語も傾斜配点の仲間入り!長崎南は全て1倍
詳しくは、長崎県HPよりご確認下さい。
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